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2013年登場。従来埼京線で活躍していた205系を置き換えるべく製造された通勤型車両である。2010年に登場した京葉線用の5000番台をベースに製造されているが、こちらは埼京線のラインカラーであるモスグリーンの帯が配された姿となっている。尚、拡幅車体となったことで乗車定員が増加したことから編成は全車とも4扉車となり、埼京線を走る205系の大半に連結されていた6扉車は京浜東北線の1000番台同様連結されない。車内はオールロングシートだが、モケットの色が緑色ベースとなる等従来の車両に比べて変化が生じている。扉鴨居部のLCDは京浜東北線の1000番台より続く17インチのものとなっているが、これに三菱電機製のIPコア「セサミクロ」をJR東日本として初めて採用したことにより、滑らかなアニメーションを交えた案内表示を行うことができるようになった。このLCD車内案内表示器と自動放送装置は従来の埼京線を走る車両には見られなかったものであり、本系列によって初めての導入となった。この他大宮・川越方先頭車に防犯カメラを設置する等混雑の激しい埼京線ならではの設備もあり、更に客室照明を全てLEDに変えることにより従来比6割の消費電力となる等、更なる消費電力の削減にも貢献している。6月30日に営業運転開始を開始したE233系7000番台は、わずか2週間足らずで9本もの所帯となっており、2013年度中に10連31本の陣容となった。しばらくはその陣容で推移したが、2019年の相鉄線直通開始を控え、2019年には再度の増備が行われており、10連38本にまで増加した。埼京・川越線とりんかい線の他、2019年11月からは相鉄線への直通が開始されており、日常的に神奈川県内でもその姿を見ることができるようになった。なお、原則として相鉄線内は羽沢横浜国大〜海老名間でのみ用いられるが、代走等で横浜口やいずみ野線で営業運転を行ったこともある。
2013,07,14 与野本町 |