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2014年登場。横浜線で使用されていた205系を置き換えるために投入された番台である。E233系としては初となる8両編成を組み、MT比は1:1となっている。基本的な車両性能は既存の通勤型各番台に準じているが、7000番台と同じくATC区間・ATS区間のいずれも走行することから、保安装置は両者を一体化した車上装置が採用されており、自動での切り替えが行えるようになっている。帯色は205系時代と同じく黄緑と緑の2色構成となっているが、同番台では沿線活性化の一環としてロゴマーク(沿線の市木であるケヤキを模したもの)が貼り付けられた他、横浜線及び直通する根岸線の駅を模した駅スタンプステッカーが1編成に1種類貼り付けられている(八王子〜磯子間の各駅に大船駅を加えたものになっている)。車内は基本的に埼京線に導入されていた7000番台に準じており、座席のモケットや車内灯にLEDを採用している点は7000系と同一である。尚、こちらは車内への監視カメラは取り付けられていない他、鴨居部の液晶表示器に「セサミクロ」を採用せず、表示方法は京葉線用の5000番台に準じたものに変更されている(17インチ表示のものを2基搭載している点は変わりない)。尚、拡幅車体の採用により乗車定員が205系よりも1割近く増加していることもあり、205系で導入された6扉車は導入されていない。6000番台は2014年2月に営業運転を開始し、およそ半年で8連28本の陣容となり全ての205系を置き換えている。横浜線及び京浜東北線・根岸線に乗り入れて八王子〜大船間で活躍している。基本的に横浜線は本系列の独擅場となったが、近い将来ワンマン運転に対応した新型車両の横浜線への投入が計画されており、その際の動向が気にかかる。
2014,04,19 相模原 |