751系
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 2008年登場。唯一非冷房・旧性能で残っていた601系の置き換えを目的に導入された車両である。それまでの車両に続き西武鉄道で廃車になった車両を改造の上で導入しているが、こちらは三岐鉄道の車両では初めて種車が新101系となっている。譲渡に際しては、3両編成への編成組み換えがなされた他、黄色とオレンジ色という三岐鉄道標準色へと塗り替えが行われている。尚、新101系では3連は存在しないため、4連・2連の編成各1本ずつを3連2本に組み替えているが、三岐鉄道に譲渡されなかった1本は伊豆箱根鉄道に譲渡されている。西武鉄道からの甲種輸送時は組成変更・塗り替えがなされた程度で行われたが、三岐鉄道への譲受後に行き先表示器のLED化や車内へのワンマン運転対応機器の設置、保安装置の換装など、三岐鉄道仕様への追加改造が施された。また、西藤原方先頭車(クハ1751号車)は一部座席を撤去の上、車椅子スペースを新設している。因みにLED式の行き先表示器と、西武時代から取り付けられていた転落防止用幌は三岐鉄道では初の採用である。台車や走行機器類は西武鉄道時代と殆ど変っておらず、制御方式は抵抗制御のまま存置されている。751系は2009年1月に営業運転を開始し、他の車両と共に活躍している。因みに本形式譲渡時に部品取り用として新101系2両も譲渡されているが、このうち1両は851系の事故廃車に際して代替車両として改造・竣工している。

 2015,01,10 保 々