5000系
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 2009年登場。3連運転の縮小と車両の体質改善を図るために導入された車両である。従来より流鉄では西武鉄道の中古車が使用されていたが、当車もその例に漏れず、西武鉄道で廃車となった新101系の譲渡を受けている。譲渡に際しては、自動放送装置を含めたワンマン運転用機器類・ドアチャイムの搭載を始め、ドア部への注意喚起シールの貼り付けや、車椅子スペースの設置等がなされている。車椅子スペースの設置は流鉄では初の事例であり、バリアフリーに貢献している。前面の行き先表示器はLEDのものに変更されている他、種別表示は「ワンマン」で固定されている。車内はロングシートであり、西武時代とはカラースキームを含めて殆ど変っていないが、前述した改造の他、妻部には車内案内表示器が新設されている。5000系も従来車と同じく編成によって車体色及び愛称が異なり、既に廃車となった編成のものをそのまま受け継いでいる。2014年現在は2連5本の陣容となっており、2000系を置き換えながら流鉄の主力車両として活躍している。2013年4月に2000系が全廃となったため、現在の流鉄における旅客車両はすべて5000系に統一されている。

 2012,01,27 流 山


■Variation
 2011年3月に営業運転を開始した第2編成。オレンジベースの車体となり、前年に引退した3000系「流星」の愛称をさっそく踏襲している。

 2012,01,27 流 山
 2012年に営業運転を開始した第3編成。こちらは赤色がベースとなっており、2001年に引退した1300系以来11年振りとなる「あかぎ」の愛称が付けられた。
 2012,07,24 流 山
 2012年12月に営業運転を開始した第4編成。こちらは黄緑色がベースとなっており、3000系でも付けられていた「若葉」の愛称を踏襲した。同編成の営業開始により、3000系に付けられていた愛称は全て5000系に継承されている。

 2014,03,21 幸 谷〜小金城趾
 営業運転の開始からしばらくは、専用の愛称マークを付けて走行していた。これはこの編成に限らず、5000系の他の編成も同様である。

 2012,12,11 流 山
 第4編成「若葉」は営業運転開始から10年の節目になる2022年の検査にあわせて塗装が変更され、青緑地に緑色の帯を巻いた姿となった。2022年12月よりこの姿で運用に就いている。

 2022,12,11 流 山
 現在の流鉄では最も新しい第5編成。2013年9月に導入され、同年12月より営業運転を開始した。2000系で最後まで残存していた編成の愛称である「なの花」を踏襲しており、塗装も2000系時代と同じくレモンイエローとライトグリーンの組み合わせとなった。色合いとしては、最も西武時代に近しい編成といえる。

 2014,03,21 幸 谷
 第1編成は、2018年の全般検査出場に際して塗装がピンク基調のものに塗り替えられ、新たに「さくら」の愛称が付けられた。ピンク基調の塗装は流鉄では初採用となっており、車内の一部吊り革もピンク色のものに取り換えられている。

 2018,10,21 幸 谷
 2022年時点での第2編成。2021年1月の検査出場後はオレンジと青色の組み合わせに変更されている。

 2022,01,01 幸 谷
 2019年11月より「あかぎ」の5003号車と「なの花」の5105号車が混結され、違う色同士で2連を組むようになった。これは同月の第5編成検査出場の際に5005号車に不具合が生じたことに起因し、一時的なものとなる予定であったが好評を博したことから2022年も引き続きこの組み合わせを継続することになり、更に5005号車の修理後は「あかぎ」の5103号車と「なの花」の5005号車で組成されるようになり、結果的に混結編成は2本に増加している。

 2022,01,01 幸 谷〜小金城趾
2023/02/19