1300系
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 2008年登場。老朽化していた元西武701系の1100系を置き換える為に増備された車両である。こちらは1100系と同じく元西武鉄道の車両であるが、種車はより新しい新101系となっている。この新101系は従来の車両に比べて運転台が高い位置にあり、それ故伊豆箱根鉄道の車両としては初めての高運転台車両となっている。譲渡に際しては、外観では3000系などに合わせた塗装への変更や前面へのスカートの設置などがなされている他、編成も2M1Tの3連へと改められている(尚、編成組成に際しては先頭車改造は行われていない)。車内はオールロングシートのままで、ドアチャイムや車内案内表示器、スタンションポールが新たに設けられた他、化粧板やモケットも変更されている。また出入口付近は識別の為に黄色くなっている他、当初より将来のワンマン運転に備えて対応機器が設けられ、2009年より使用を開始している。尚、下周りに関しては西武時代とさほど変化はなく、制御方式も抵抗制御方式となっている。1300系はまず3連1本が2008年12月に営業運転を開始し、次いで翌年にもう1本が運用入りし、現在は3連2本の陣容となっている。伊豆箱根鉄道では数少ないオールロングシート車であるため、1100系同様ラッシュ時を中心に輸送力の向上に貢献している車両となっている。

 2012,12,05 三島田町〜三島二日町


■Variation
 2016年12月になり、西武鉄道登場時の塗装に塗り替えられた第1編成。イエローとベージュのツートンカラーに加え、前面窓回りもベージュに塗装されている。伊豆箱根鉄道では「イエローパラダイストレイン」という愛称がつけられ、2017年の正月シーズンには干支を模したヘッドマークが取り付けられるなど、その存在感を示している。尚、1300系は2014年に行き先表示器がLED化されている。

 2017,01,01 三島二日町〜大 場

2017/05/19