223系0番台
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 1993年登場。1994年の関西空港開港と関西空港線開業に伴い、同線へのアクセス輸送用に製造された車両である。片側3扉の車体で、基本的な車体寸法は221系譲りであるが、こちらは207系で採用された軽量ステンレス製車体となっている。空港アクセスに使用される事から221系のような帯は採用されず、青いグラデーション帯が巻かれており同輸送をアピールした格好になっている。車内は転換クロスシートだが、空港輸送客に考慮して2+1配置となっている。制御方式は207系にあわせてGTO-VVVFインバータ制御となっている。0番台は68両が製造されて1994年より「関空快速」として営業運転を開始し、1999年からは和歌山方面に向かう「紀州路快速」にも充当されるようになった。当初は6連の基本編成と2連の付属編成に分けられていたが、「紀州路快速」の運転開始にあわせて一部2500番台の組み込みを含む編成替えがなされて1999年には5連と3連に分けられ、更に運用の効率化等を図る為に再度編成替えがなされ、2008年からは全車両が4連を組むようになった。後継の225系5000番台の台頭によって大半の編成は113系置き換えの為に運用範囲が変わっており、和歌山〜御坊間を中心に、最遠で周参見までの運用に入るようになっている。2018年からは体質改善工事が開始され、施工車は制御装置が換装されただけでなく、表示器のフルカラーLED化や前照灯のLED化、フォグランプの増設等がなされている。

 2008,08,07 福 島


■Variation
 体質改善工事が施工された0番台。種別・行き先表示器がフルカラーLEDに改められた他、前照灯がLED2灯(フォグランプ込み)となり、尾灯がその下部に移設され、前照灯と同じケーシングに収まっている。また排障器の形状も変更されており、総じて印象が変わっている。制御方式はこの改造に併せIGBT-VVVFインバーター制御方式に改められた。車内は225系5000番台に準じたものにリニューアルされた他、和式トイレが残っていた車両については車椅子対応大型洋式トイレに改められた。2025年時点では6両を除き更新が完了している。

 2024,03,09 三国ヶ丘
2025/09/07