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2008年登場。老朽化が進んでいた113系3800番台等の置き換えを目的に製造された番台である。瀬戸大橋線用に製造されていた5000番台同様、クモハ223形・クハ222形の2両で1編成を組み、通り抜けの可能な貫通扉を前面に備えている。同番台が投入される線区では最高速度130km/hでの走行はないことから最高速度は120km/hとなり、また221系への併結が予定されていたことから221系相当の性能に抑えられているため、6000番台同様オレンジ色のラインが識別として巻かれている。制御方式はIGBT-VVVFインバーター制御で、走行性能は6000番台に準じているが、主電動機は改良されたものが取り付けられた。なお、冬季に特に寒冷となる日本海側も走行することから、一部のクモハ223形には通常のパンタグラフに加え霜取り用のパンタグラフを備えている。車内は転換クロスシートを基調に車端部がロングシートとなっており、既に製造されていた521系に準じたものとなっている。同番台は223系の中では唯一運賃収受型のワンマン運転にも対応しており、整理券発行装置や運賃表・運賃箱など、必要な機器を備える。またクハ222形にあるトイレは車いす対応型だが、223系としては初めて真空式トイレが採用されている。5500番台は2008年中に2連16本の32両が製造され、113系3800番台を全て一掃している。福知山線篠山口以北、山陰本線京都〜城崎温泉間、舞鶴線でそれぞれ使用されており、2連単独でのローカル運用から、221系の増結用としても幅広く用いられている。
2015,05,04 城崎温泉 |