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1999年、新快速の完全223系化を達成すべく製造された番台である。223系1000番台をベースとしているが、本番台では車体工法が変更されており、ビードレスのステンレス車体となった。またヘッドライトとテールライトが一体化されるなど前面デザインも若干変更されている。車内は1000番台同様2+2配置の転換クロスシートとなっているが、床高さが若干低くなっており、また車椅子対応トイレや車椅子スペースも当初から完備されるなどバリアフリー対策も充実している。編成は8両と4両がそれぞれ存在するが、このうち4連の電動車と8連の上り方制御電動車は3000番台に振られている。この3000番台は後位側にある台車の中央には主電動機を設けず、実質的に0.75M相当となっている車両であり、MT比率を極力1:2に近づける工夫がなされている。以降も輸送力増強や113系置き換えの為に製造された結果、本番台は本形式の中でも最も両数が多く2008年まで増備が続いた。長期に渡り製造が続いたため、車両により車体構造を始め室内・運転台・スカートなど多岐に渡って仕様変更が生じている。尚、当初より6000番台としての使用を前提としていた車両を含め、2012年までに120両が6000番台へと改番されている(うち8両は原番号に復帰している)。
2008,03,06 山 崎 |