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223系のうち6000番台は、223系よりも性能の低い221系との恒常的な併結運転を行えるよう、また最高速度が130km/hに満たず、221系相当の性能での恒常的仕様が見込まれる線区への投入に際し、2000番台を種車に機器類の設定を変更し、221系相当の性能に固定化したグループである。このグループは網干所属の車両と宮原所属の車両に2分され、いずれも識別のために貫通扉の部分にオレンジ色のラインが加えられている他、車両番号は原番号+4000とされている。網干所属の車両は、同区の221系が嵯峨野線用に転用される中で、元々網干に在籍していた221系との恒常的な併結運転を行う目的で改造されており、223系2000番台の中でも初期に製造された車両が種車となっている。4連9本が6000番台に改番されたが、後に2本は元の仕様に戻ったため、現在は4連7本の陣容となっている。221系の4連とは共通運用で、最高速度は120km/hに抑えられているため新快速の運用には就かず、基本的に快速や普通運用に充当される。長浜〜播州赤穂・上郡間というアーバンネットワーク内の比較的広域で運用されているが、現在は湖西線や草津線に直通する運用には原則として充当されない。宮原所属の車両は、福知山線の快速・丹波路快速への充当と、2008年3月のダイヤ改正に際して奈良〜久宝寺〜放出〜尼崎間を走る直通快速に充当する目的で新造されたグループで、一旦2000番台として附番されたものの営業運転開始前に6000番台に改番されているという経緯を持つ。こちらはこの時期に新造されているため、網干所属車とは側窓や蛍光灯カバーを始め、細部が異なっている。2008年3月の時点では4連20本の陣容だったが、2012年に網干より2本が転入し(同時に改番)、現在は4連22本の陣容となった。同時期に製造された225系共々、福知山線に在籍していた221系を全て置き換え、その221系を京都に転属させることで同所の113系を全て置き換えている。
2008,03,06 山 崎 |