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濃黄色一色に塗装された編成。115系は2015年までに全車濃黄色に統一されている。なお、2000番台は2009年までに全車が体質改善工事を受けているが、このうち2009年以降に施工された車両は体質改善N30工事が施工されており、側窓や天井部分の大規模改造が省かれている。2000番台では体質改善N40工事を施工された車両の方が多く存在したが、いずれも2020年までに全廃となった。
2015,06,07 新井口 |
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Jリーグチーム「サンフレッチェ広島」の全面ラッピングが施されていたL17編成。元々2017年からプロ野球チーム「広島東洋カープ」の応援ラッピングが施された編成が存在したが、これが地元Jリーグチームにも波及したものである。チームカラーである紫を基調とした全面ラッピングで、カープのラッピング車両共々非常に目立つ存在であった。この編成でのラッピングは2017年から2018年までの1年間で、その後は別の編成にラッピングが施されている。なお、この編成の下関方制御車は1000番台であった。
2017,10,21 下関総合車両所 |
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2010年代に広島地区の115系R編成において、殆どの先頭に連結されていたクハ115形2500番台・2600番台。京阪神地区で余剰となった113系の一部は岡山や広島に転属しているが、更にそこで余剰となった編成の制御車の一部が、113系や115系の老朽化した制御車を置き換える目的で、115系への編入改造(主幹制御器を交換し、抑速ブレーキに対応)を施されたうえで115系に組み込まれた。クハ115形2500番台・2600番台はいずれも113系2000番台を改造種車としており、タイフォンがスリット入りもしくはカバーで覆われている形状となっている点が特徴である(115系は0番台を除きタイフォンはシャッターがつけられている)。
2015,06,07 新白島 |
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体質改善N40工事が施工されていたL04編成。1999年から開始された体質改善工事では、まず製造から40年程度の使用を見込み、内外装に至るまで徹底的な更新修繕が施された体質改善N40工事が行われた。2000番台では13本がこの工事を受けており、張り上げ屋根や金属枠で覆われた固定窓等が体質改善N30工事施工車には見られない特徴となっている。この施工車も例外なく濃黄色に塗り替えられており、主力車両として使用されたが、227系の増備に伴い置き換えられ、2018年から翌年にかけて全車廃車されている。
2015,06,07 新井口 |
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身延線用に沼津に配置された2000番台。3連での運用を可能とするため、2000番台としては初めてクモハ115形も製造された。中央東線よりも狭いトンネルの通過に対応するため、モハ114形のパンタグラフ部分は低屋根化されており、2600番台として区分された。一部制御車が新潟に転属した他はそのまま身延線用とされ、JR東海に継承された。当初は独自塗装を纏っていたがJR東海への継承後は湘南色に塗り替えられた。このグループは冷房準備車として落成したが、インバータークーラーによる冷房化が行われている。2000番台はB編成と呼称され、それ以外の番台で組成されていたS編成とは基本的に運用が分けられていた。2006年から2008年にかけて313系に置き換えられて全車廃車された。
2004,08,14 芝 川★ |
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2000番台のうち、身延線の4連運転用に製造された制御車8両は、1984年の越後線・弥彦線電化に際し新潟に転属し、そのままJR東日本に継承された。この制御車は元々奇数向きであり、2100番台に区分されていたが、新潟への転属にあたり1両を除き方向転換がなされ、偶数向きに改められた。偶数向きに改められた車両は改番され、2000番台の続番があてがわれている。同時に耐寒耐雪化の強化もなされた。前述のとおり制御車のみ在籍しており、3連ないし4連を組む編成の先頭についた。主力車両の一翼として使用されたが、E129系の増投入に伴い4連のL編成は2015年までに全廃、3連のN編成で先頭についた車両も2016年に全廃となった。
2015,07,26 新 潟 |