7700系は2002年のATS導入に伴う車両取替えによって登場した車両の1つである。元東急7700系で、目蒲線の分離で余剰となった先頭車6両が種車となっている。日本において、VVVFインバーター制御車両が他社に譲渡された事例はこれが初めてである。内外装ともに東急時代とあまり変わらないが、室内の座席モケットは総取替えされ、交通バリアフリー法に伴いクハ7900形(三沢方先頭車)に車椅子スペースが設けられた他、ワンマン化改造工事も施工されている。それまでの主力車両が釣り掛け駆動・非冷房の3000系列であったので、大幅な性能向上・サービスアップに繋がったのは言うまでもない。同時に譲渡された7200系と共に、2012年4月の路線廃止まで主力車両として使用されてきた。路線廃止後は七百の車庫にしばらくの間留置されていたが、他の鉄道への再譲渡はなく2013年に解体されている。尚、運用に際しては変電所の関係から回生は使用されておらず、終始切られていた。 2007,09,04 三 沢〜大 曲 |