7000系
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 1990年登場。雑多な旧型車両を置き換えるべく石川線に投入された車両で、元東急7000系を改造したものである。譲渡に際し、石川線は架線電圧が600Vである為東急時代の電装品を使用することができず、また降雪の関係でパイオニア台車が適さなかったため、下回りは台車を含めて総取り換えされている。具体的には台車が西武701系及びJR101系の発生品、MGが南海、コンプレッサーがJR103系の発生品と、他社で使用されていたものを流用した形になっている。尚、北陸鉄道に譲渡された7000系は全車が元々日比谷線には乗り入れていないグループである。2連5本が竣工し、このうち4本がバス用冷房を用いて冷房化、2本は中間車からの改造で運転台が新設されている。この他にもスノープラウやワンマン装置の取り付けなど各種改造が行われている。この7000系の竣工により旧型車はわずか3両のみに減少し、更に定期運用もなくなった。現在は後継の7700系も竣工したものの依然として主力車両として活躍している。

 2011,08,03 新西金沢〜押 野


■Variation
 唯一非冷房のまま存置されている7000番台。ワンマン化改造されているとはいえ、最も原形に近い内装を保っている。現在は7700系の登場により、夏場は殆ど稼働しなくなっている。

 2009,03,12 鶴 来
 中間車を先頭車化改造した車両は7200番台に区分されている。同時期に改造された弘南鉄道7000系等とほぼ同じ前面デザインとなっている。このグループは全車両冷房化されている。

 2011,07,31 新西金沢〜押 野