1060形 | |
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1981年登場。琴平線の増結車両大型化を目論むべく投入された車両で、元は阪神の初期ジェットカー5101形である。同時期に導入された1053形と同様、急カーブ上に位置した瓦町駅での乗降を考慮し中間扉を埋めて2扉とした他、電装品・台車等の換装が行われているが、こちらはカルダン駆動方式とはならず台車・主電動機が京急230形の発生品となり、実質的に30形と同等の性能となっている。車内は前述のとおり中扉が埋め込まれてその部分も含めてロングシートとなっている。最後まで冷房装置は搭載されなかった。1060形は2両が譲渡及び改造され、竣工後はラッシュ時の増結を中心に使用されたが、同形式同士および同じく単行の1063形等と組んで日中に運行される事もあった。しかし冷房車である元京急車の台頭によってその活躍の幅は狭まり、最終的には2005年に定期運用から離脱した。1062号車はその後も事業用車として存置され、琴電最後の元阪神車両としても貴重な存在であったたが、結局翌年には廃車解体されて形式消滅した。 2005,08,07 仏生山★ |