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元々は1949年に製造された自社発注車のホデハ1001形(後にモハ1001形)であり当初は名鉄3800系に準じた車体をもつ車両であったが、1981年に阪神5101形の車体に載せ変えられた際にモハ1101形へと形式変更された。もともと阪神5101形は3扉の通勤型車両であったが、車体譲渡の際に中扉は埋められており、2扉ロングシート車両となった。また、両運転台構造となり単行での使用も可能となっている。尚、後に登場する2101形もこれにならっている。1998年に豊橋鉄道の廃車発生品を流用して高性能化及び冷房化がなされ、車籍こそ引き継いでいるもののモハ1001形時代の面影はなくなってしまった。2000年に正面衝突事故を起こして1両が廃車され、1102号車のみえちぜん鉄道に継承された。えちぜん鉄道ではMC1101形として他車に混じって活躍していたが、MC7001形によって置き換えられ、2014年10月にさよなら運転を行った。その後も予備車として運用入りしたものの翌11月に廃車解体されており、同車及びMC2201形の廃車により元阪神車は完全に消滅することとなった。
2009,03,13 福井口 |