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E231系3000番台は、八高・川越線で使用されていた既存車両の置き換えを目的に、三鷹車両センターに所属していたE231系0番台を種車に同線向けの転用改造を施したものである。編成は2M2Tの4両編成に短縮され、既存車両と同じオレンジと黄緑のラインを巻いた姿となった。同線では通年扉の半自動開閉を行うことから、半自動扉扱い用の回路と扉開閉用の押しボタンが追設されている。なお、制御装置は改造に際し更新されている。三鷹車両センター時代に取り付けられた自動放送装置はそのまま流用されており、乗り入れるE233系以外の車両では初めての自動放送装置搭載車両となった(209系3500番台も同様に自動放送装置を搭載している)。一連の更新は、現在のところ青森改造センター・秋田総合車両センターで施工されている。3000番台は2017年11月に最初の編成が落成し、試運転の後2018年2月に営業運転を開始した。最終的には4連6本の陣容となる予定である。なお、E231系において3000番台という車号は近郊型グループにも存在するが、そちらは中間付随車のみであることからこちらとの車号重複は起こっていない。八高・川越線では近い将来のワンマン化が計画されており、2020年からは車外カメラ、車外スピーカーの新設等、ワンマン化改造の施工が順次行われている。
2018,05,12 箱根ヶ崎 |