225系5100番台
トップページ鉄道写真図鑑JR通勤・近郊・一般型電車>225系>225系5100番台
225系5000番台・5100番台・6000番台
 2016年登場。阪和線では従来4扉車と3扉車が混在していたが、このうち4扉の103系と205系を置き換えることで、全て3扉車に統一することとなった。これにより吹田総合車両所日根野支所に投入された車両がこの5100番台である。既に投入されていた5000番台をベースとしているが、こちらは前頭部の形状が227系と同一となっている点が特徴である。種別・行き先表示器はフルカラーLEDに改められた他、関空・紀州路快速などで2編成を併結する機会の多い4連の編成には、製造当初より転落防止用幌が取り付けられた。走行性能は5000番台と同一だが、本番台からは車両異常挙動検知システムを標準で搭載し、万一大きな事故が発生した際に急ブレーキの作動や列車防護、防護無線の発砲等を自動的に行うことができる。また、車両側面に超音波センサーを設け、ホームの有無を検知することで駅停車の際にホームと反対側の扉が開かないようにするドア誤扱い防止装置も標準で設置された。総じて既存の5000番台に比べ安全性を更に向上させた車両であるといえる。車内レイアウトは5000番台に準拠しているが、こちらは当初より扉付近(他番台で折り畳み椅子が設置されている箇所)に避難用梯子及び避難用品が設置されている。また、関西空港利用者を無線LANが整備され、主眼に車内でフリーWi-Fiを利用できるようになっている。なお、車内照明はLEDとなり、5000番台までの車両に取り付けられていた蛍光灯カバーは省略されている。この5100番台は2016年7月より営業運転を開始した。4連14本、6連11本が製造され、2018年3月のダイヤ改正までに103系・205系を全て置き換えた。これにより、阪和線の普通・快速列車は羽衣支線を含めて全て3扉車両に統一されている。なお、羽衣支線ではワンマン運転が行われているが、本番台のうちワンマン運転に対応した4連の編成が限定的に使用されている。

 2016,12,31 鶴ヶ丘


■Variation
 4連を組む編成は2編成併結した8両の運用も多いため、製造当初より前頭部に転落防止用幌が取り付けられている。ワンマン運転に対応しており、2018年3月のダイヤ改正よりそれまで103系の専用編成が充当されていた羽衣支線(鳳〜東羽衣間)の区間運用にも充当されている。なお、東羽衣駅は元々3連対応であったが、本系列の投入に際しホーム延伸がなされている。

 2019,10,04 東羽衣
2021/09/21