209系B.B.BASE
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209系0番台900番台500番台1000番台2100番台2200番台3000番台3100番台・B.B.BASE
 JR東日本千葉支社では、千葉県内でサイクリング需要が高まっていることを受け、2013年より209系を用いて自転車を分解・折りたたまずに乗車可能なサイクルトレインを運行していた。この時点では通常の209系2100番台の吊り革や荷棚に紐を取り付け自転車を固定させるものであったが、これを更に発展させ、車内にサイクルラックを設けたサイクルトレインの「専用車両」を導入することとなった。これにより2017年に登場した車両が「BOSO BICYCLE BASE」であり、「B.B.BASE」と略される。209系を改造した車両だが、元から在籍する2100番台の改造ではなく、南武線へのE233系8500番台導入によって余剰となっていた2200番台ナハ53編成が種車となっている。外装はオフホワイトを基調とし、側面には自転車やタイヤのイラストが描かれ、車端部には号車番号が大きくレタリングされている。また、後述のフリースペース・サニタリースペースとなった4号車は側扉が3か所埋められており、事業用車然とした外観となった。なお、元々搭載していなかったことに加え併結運用を想定していないため、電気連結器は備えていない。通常車両の車内は2人掛けと4人掛けのボックスシートを基調として、扉付近にサイクルラックが座席の席数分(5両あわせて99基)設置された。ボックスシートはビニールレザー張りで、ボックスシートとして珍しく可動式ピローを備えている。座席間にはテーブルが設けられ、テーブルには充電用コンセントも備えられている。4号車はフリースペースとなっており、片側のみロングシート、もう片側にはベンチシートが設けられている。また、大型ディスプレイも設置された。同車の半分ほどはサニタリースペースで占められており、大型トイレや洗面所が新たに設置された(なお、トイレは2号車にも設置されている)。いずれの車両も、床は滑り止めが施されており、蛍光灯部分には簡易カバーが取り付けられている。この「B.B.BASE」は、2017年12月に両国駅でお披露目された後、2018年1月より営業運転を開始した。両国を拠点に週替わりで4方向に向かい、再び両国に戻るダイヤが組まれている。同列車は旅行商品として取り扱われ、当初は両国駅発着のみの取り扱いとなっていたが、後に津田沼・千葉での取り扱いも行うようになっている。ただし両国駅と異なり自転車の乗り入れに対応していないことから、両駅で乗降する場合の自転車は輪行扱いとなる。2021年秋季からは既存のサイクルトレインとしての運用の他、修学旅行専用臨時列車としても充当されるようになった。

 2017,12,09 両 国


2021/11/24