1800系通勤型
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1800系:オリジナル・通勤型
 走行機器が老朽化していた5050系を置き換えるべく、200系に運用を追われて休車中であった1800系を2001年に通勤型車両へと改造したもので、杉戸工場にて3編成が改造された。改造に際しては、それまで6連であった編成を4連に減車(編成を抜かれた車両はそのまま廃車)、トイレや一部を除くデッキの撤去、一部座席・網棚の撤去及びヒーターやつり革の設置など、大規模な改造がなされている。座席は従来のクロスシートを使用しているが、向かい合わせに固定となっており回転はできなくなっている。モケットは他の車両と同じく緑色のものに変わり、優先席も新たに設けられている(優先席の座席モケットのみ青灰色)。また外観はそれまでの塗装から一般車と同様の塗装へ塗り替えられた他、それまで愛称を表示していた部分にLED式の行き先表示器が取り付けられており、印象は大きく変わっている。尚、上部にあった種別標識灯はこの改造の際に埋められている。尚、車軸ダンパーの撤去等はあるが、基本的に下回りは従来通りとなっている。通勤車改造後は小泉線・佐野線の運用に投入され、一部5050系を置き換えた後は残りの5050系と併存していたが、2006年に同線をワンマン化することが決まり、ワンマン運転に対応していない本車は改造からわずか5年という年月ながら5050系と共に全編成運用を離脱してしまった。その後2007年に廃車回送され、1本残っているオリジナルの1800系よりも先に全車廃車されている。

 2005,12,16 西小泉★