5050系
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 1980年登場。旧型車の体質改善を目的に、7800系の下回りに8000系と同等の車体を搭載した車両である。同系列には既に前年に5000系が登場していたが、こちらは同形式に生じていた問題点を改善している。具体的には制動方式を電磁直通制動として8000系と共通化したことや、新製時から冷房化がなされていたことが挙げられる。車内は8000系未更新車に準じているが、点検蓋が設けられているのでその点で見分けがつく。5000系は4両編成のみの在籍だったが、こちらは基本編成への増結及び支線運用に対応するために2連の編成も製造されており、総計は72両に達した。当初は本線で活躍し後に野田線に移籍したが、3000系列の置き換えをかねて大半の車両がその後館林や新栃木に移籍して同地区のローカル運用に従事することとなった。このうち、新栃木に転属した車両の一部は霜取り用のパンタグラフを新規に取り付け、日光線系統のローカル運用に投入された他野岩鉄道会津高原までの直通運転に供されたこともあった。しばらくは支線系統の主力車両として活躍したが、下回りの老朽化が進んだことから後継車両に置き換えられて2006年末までに全車運用を離脱した。

 2005,09,10 栃 木★


■Variation
 館林地区の5050系は、佐野線・小泉線・桐生線を主な活躍場所としていた。日光線ローカル運用の廃止後、2連編成はこちらにしか残存していなかったが、栃木地区よりも早く2006年3月までに全車運用を離脱している。

 2005,12,16 小泉町〜西小泉★