7000形
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 1996年登場。老朽化した5000形の置き換えと同線でのワンマン化を兼ねて導入された車両である。元京王3000系であり、編成増強用に1971年に導入された1M車のデハ3100形が種車となっている(尚、この車両と同時に廃車となった編成の先頭車は北陸鉄道に譲渡されている)。この車両が組み込まれた編成は大半の車両が抵抗制御車両であったものの、このデハ3100形のみ当初より界磁チョッパ制御方式であり、岳南鉄道譲渡後も制御方式は変わらなかったことから、初の界磁チョッパ制御車両となっている。譲渡に際しては、中間車からの改造と言う事で両側に京王5000系発生品の運転台が新設されている。新たに取り付けられた運転室はFRP製のマスクがついた鋼製のもので、デザインは種車京王3000系のそれに類似しているが、テールライトは京王5000系の発生品を流用した為印象が異なる。また元々冷房装置を搭載していたことから岳南鉄道では初となる冷房車となった。1996年に1両、1997年に2両が竣工して5000系を置き換え、原則岳南鉄道の運用は同形式で賄われるようになった。なお、1997年に導入した2両は総括制御が可能で、同型同士を繋いだ2連での運用も可能となっている。20余年に渡り3両体制で推移してきたが、2018年に7002号車が運用を離脱しており、以降は7001、7003の2両体制となった。

 2008,03,18 岳南富士岡


■Variation
 7001号車は2016年より井の頭線時代を彷彿とさせるブルーグリーン基調の塗装に塗りかえられており、前面には行き先表示器を模したステッカーが取り付けられた。

 2018,05,27 岳南富士岡
 塗装変更された7001号車は2018年のクリスマス電車に選定されており、ブルーグリーンの塗装を基調としながらクリスマス仕様のラッピングが新たに施された。2018年11月から同年のクリスマス当日までこの姿で走行する。

 2018,12,01 岳南富士岡
2018/12/02