6000系
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 2015年登場。前年に引退した7200系7253編成の代替を目的に導入された車両である。既に導入されている1000系と同じく元東急1000系だが、池上・多摩川線用の先頭車が種車となっている1000系に対し、こちらは東横線の日比谷線直通運用に使用されていた編成の中間車が種車になっている。中間車からの改造であるため乗務員室が新設されており、そのデザインは同時期に譲渡された一畑電車1000系に類似している。非貫通構造だが貫通幌を模した飾りを有した左右対称の外観で、前照灯・尾灯は全て上部に配置されている。一畑1000系が行き先表示器にLEDを採用したのに対し、こちらは既存車との互換性を考慮し、排障器が1000系と同じものになっている他、行き先表示器は方向幕となっている。尚、上田電鉄で不要な種別灯や運番表示器は当初より備えていない。外装デザインは沿線にゆかりの深い戦国大名真田幸村をイメージしたものになり、真田氏の「赤備え」をイメージした赤色と黒を基調に、真田家の家紋である六文銭や上田電鉄の社章をあしらったデザインとなっている。車内はロングシートだが、モケットは背ずりが青系、座面が緑系と独自のものを採用している。車内にはワンマン運転対応機器が搭載されている他、別所温泉方車端部には車いすスペースが新設されている。前述のとおり乗務員室は新設されているが、仕切扉は1000系がやや右に寄っているのに対しこちらは中央に設けられている。因みに運転台新設に際しては、その一部に東急7600系の廃車発生品が流用されている。尚、車内チャイムは1000系が2音チャイムであるのに対し、こちらは秩父鉄道7000系等と同じ4音チャイムとなっている(放送内容は同一である)。6000系は2連1編成が導入されて2015年3月に営業運転を開始し、公募により後に「さなだどりーむ」という愛称が付けられた。1000系に混じり、主力車両として活躍している。

 2015,08,14 下之郷


■Variation
 2018年現在の6000系。ヘッドマークデザインが変わっている他、「信州上田」のロゴマークが新たにつけられている。

 2018,01,27 下之郷