1100形
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 1997年登場。琴平線の更なる近代化及び冷房化を目指し投入された車両であり、元京王5000系の譲渡を受けている。種車となった京王5000系は1969年製の最終増備車であり、更に冷房化されて最後まで営業運転に供されていた車両のうち8両が譲渡されている。譲渡に際しては、京王と琴電では軌間が異なることから台車や主電動機などが交換されているが、他に譲渡されている線区と異なり標準軌であるために京急1000形の発生品が流用されている。また、在来車との連結を考慮し主幹制御器や制動機は在来車と揃えられており、この結果性能は1080形と同等になっている。車内はロングシートで、基本的には種車の内装を引き継いでいるがモケットは交換されている。前述の通り2連4本の8両が竣工し、琴平線の冷房化に貢献した。尚、登場当初は他の琴平線車両とは異なり「コトデンそごう」のイメージカラーに塗装されており、同線のイメージチェンジが図られたが、現在は琴平線の新たな標準色に塗り替えられたため元京急車とは同一塗装となっている。現在でも主力車両として活躍しているが、足回りはほぼ1080形と同一とはいえ唯一の元京王車であり異彩を放っている。

 2005,08,07 高松築港〜片原町★


■Variation
 登場時纏っていた旧塗装。コトデンそごうのイメージカラーとなっていて琴電に新風を巻き起こしたが、経営再建の一環で琴平線標準塗装に塗り替えられ現在では消滅している。尚、この塗装を纏ったのは琴平線の車両では同形式のみである。

 2005,08,07 仏生山★
 行き先表示器がLED化された1107編成。2015年になり、前面と側面の行き先表示器が白色LEDに換装された。現在のところはこの編成のみの施行となっている。

 2015,05,03 仏生山