EF210形100番台
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EF210形:0番台・100番台
 2000年以降製造されているEF210形の増備車両である。外観は0番台に類似しているものの、側面のルーバーが拡大され形状変更されている他、109号機からは集電装置がシングルアームパンタグラフになっている等の変更が生じている(一部例外あり)。また愛称である「ECO-POWER桃太郎」のロゴが拡大され、JRFロゴの横に貼り付けられている。制御方式は0番台と同じくVVVFインバーター制御方式だが、こちらは素子がIGBTに変更されている他、主回路方式が0番台の1C2M方式から1C1M方式へと変更され、1台のインバーターで1台のモーターを制御するようになり、SIVの故障時には1回路を補助電源に回すことのできるフェイルセーフ機能も追加されて万一の故障に備えている。更に主電動機は従来のすべり制御からベクトル制御へと変更されている。この100番台がEF210形の完成系と言え、現在はEF65形のみならずEF66形の置き換え用としても急速に増備が進んでおり、現在は73両もの大所帯となっている。またこの100番台をベースに1C1M制御等の特徴を受け継いだEF510形が開発された他、同系列でも瀬野八区間の補機として使用可能な300番台が2012年に落成している。当初は岡山機関区に配置されたが現在は吹田・新鶴見に配置された車両も存在し、北は東北本線の黒磯から南は下関や松山までに及ぶ広範な運用に就いている。

 2014,01,18 大 宮


■Variation
 新塗装化された100番台。300番台の塗装に類似しており、青を基調に白いラインが2本入ったものとなっており、描かれている桃太郎のイラストも300番台と同じものになった。この塗装は100番台のみならず0番台や901号機にも波及している。

 2023,08,09 蘇 我
2023/10/12