817系0・1000番台
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 2001年登場。同年電化開業する筑豊本線・篠栗線(福北ゆたか線)の車両増発と、九州内普通列車のワンマン運転化を目的に導入された車両である。既に導入されていた815系に次ぎ、日立製作所が手掛けるアルミ合金車体「A-Train」を採用しており、側面は無塗装ヘアライン仕上げとなっている。内外装のデザインは引き続きドーンデザイン研究所が手掛けており、外装も815系をベースとしているが、こちらは前照灯・尾灯の位置が815系よりも下がり、行き先表示器がLED式になるなどの違いがある。また前面はロゴマークを除き黒一色となっている他、車両の所属ごとに異なる色のロゴマークが貼り付けられており、これらは以降の番台でも受け継がれ817系の特徴といえる。制御方式はIGBT-VVVFインバーター制御方式で、基本的な車両性能は815系に合わせられており、811系以降の車両とは相互の併結も可能となっている。車内は815系とは異なり全座席とも転換クロスシートとなっている。この座席は座面・背もたれ部分に難燃木材が用いられている他、ヘッドレスト、腰当て、座面に本革が取り入れられている。普通列車用の車両で本革が採用されることは極めて珍しい。また、扉付近には折り畳み式の補助椅子も設けられている。本形式では扉付近の混雑緩和策の一環で、扉付近のつり革が円形状に配置されている。この配置は以降に製造された通勤・近郊型車両にも受け継がれ、JR九州の標準となった。扉鴨居部の車内案内表示器やトイレや運転室がユニット化されている構造や、側窓がUVカットガラスとなりカーテンが省略されている点、当初よりワンマン運転に対応し必要な機器を搭載している点は、815系から引き続いている。817系は当初0番台が2連31本製造され、福北ゆたか線の他に長崎本線、佐世保線にも投入された。2003年からは、将来の中間車増結を考慮して主変圧器が電動車2両分に耐えうるものに変更され、更に座席、網棚、床材などにマイナーチェンジが施された1000番台が2連14本製造され、いずれも福北ゆたか線に投入された。この時点で一部の車両が鹿児島と大分に転属し、475系の置き換えとワンマン運転の拡大に充てられた。大分からは短期間で撤退したが、代わりに熊本にも817系が導入されており、こちらでもワンマン運転拡大に寄与している。1000番台も後継の2000番台以降投入により一部車両が鹿児島と熊本に転属しており、現在は直方、佐世保、熊本、鹿児島にそれぞれ配置されている。線区によっては普通列車が同系列の独擅場というところもあり、各所とも主力車両として用いられている。なお、直方に所属する1本(1000番台ラストナンバー)は、2012年に世界初となる交流蓄電池駆動試験車に改造され、筑豊本線や日田彦山線で試運転が行われた。この試運転の結果は後にBEC819系の投入に反映されている。

 2013,03,15 有 田


■Variation
 将来の中間車増結等を見据え、主変圧器等の一部機器類が変更された1000番台。併せて冷房装置も変更されている。当初は全車直方に所属していたが、後に一部の車両が熊本と鹿児島にも転属している。なお、直方車両センターに配置されている817系は、以降の番台も含めてロゴマークの色が黄色となっている。

 2013,03,18 吉 塚
 熊本車両センターに配置されている817系はロゴマークの色が緑色となっている。基本的には鳥栖〜八代間と熊本〜肥後大津間で運用されるが、同所に所属する815系とは異なり、こちらは定期運用で博多にも乗り入れ、佐世保所属の817系を併結した運用(博多→大牟田、大牟田→鳥栖)も存在する。

 2013,03,16 熊 本
 鹿児島車両センターに所属する817系は、ロゴマークの色が青色となっている。元々1000番台投入で押し出された0番台が配置されたが、2012年には1000番台の一部も転属し、475系や717系を一掃した。鹿児島所属の817系は延岡〜鹿児島中央〜川内間と宮崎空港線で運用されており、宮崎、鹿児島の広範囲で見ることができる。

 2014,08,04 都 城
2020/05/23