WKT-511形
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 2013年登場。最後まで残存したLE-Carであるわ89-101号車を置き換える目的で新潟トランシスで製造された、現在のわたらせ渓谷鐵道では最も新しい旅客車両である。2011年に導入されたWKT-501形をベースとした一般車両であり、車両性能や車体はほぼ同一となっているが、こちらは塗装が変更されており、配色こそ異なるものの自走式トロッコ車両であるWKT-551形と連結した際に一体感のあるようなイメージへと改められた。車内はボックスシートとロングシートを組み合わせたセミクロスシートとなっており、この点もオールロングシートのWKT-501形とは異なっている。車端部には車いすスペースも装備しバリアフリーにも備えているが、トイレは設けられていない。2013年4月から営業運転を開始したWKT-511形は、前述のとおりわ89-101号車を置き換えており、これを以て同線からLE-Carは全て営業運転を退いた。現在は通常の運用よりもWKT-551形「トロッコわっしー」号の伴車として使用される機会が多く、結果として同車に乗車する場合は乗車整理券を必要とする機会が多くなっている。2016年にはWKT-512号車が導入されているが、こちらはWKT-501形と同一塗装に改められている。

 2013,11,23 大間々


2019/09/05