2010年登場。老朽化の進んだ7000形を置き換えるべく、国や富山県・富山市の補助を受けて製造された3車体連接の車両であり、富山市3番目のLRV、3車体連接等にあやかって「サントラム」の愛称を持つ。車体は豊橋鉄道T1000形に酷似したアルナ車両製のリトルダンサータイプUaであり、内装面もほぼ同等のものとなっている。T1000形に搭載されていないものとしては「見えるラジオ」があげられ、液晶表示器の上部に取り付けられている。T100形登場の前年に登場した超低床車である9000形が富山都心環状線での運転を前提に投入されたのとは違いこちらは従来路線への運用を目的に投入されており、基本的に両者の運用は分けられている。ただし富山都心環状線への乗り入れは可能であり、代走や増発で乗り入れた実績はある。登場からしばらくは1本のみの陣容であり、当初は専ら当時の1系統(南富山駅前〜富山駅前)のみで限定使用されていた。2012年になり神通川にかかる富山大橋の架け替えが終了したことで大学前までの乗り入れも開始されており、現在は区間を問わず使用されるようになっている。また、代走やイベントとして環状線に入線した実績もある。2013年には第2編成、更に2015年には第3編成、2017年には第4編成も営業運転を開始しており、着実に市内線の新しい顔として定着しつつある。なお、2020年の路面電車南北直結後は富山港線(旧富山ライトレール)でも使用されるようになり、9000形と共に岩瀬浜にも乗り入れるようになった。富山港線への直通に先立ち、同線の鉄道線区間で使用される保安装置が追設されている。 2011,07,30 富山駅前 |
■Variation |