15000系
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 2010年登場。ラッシュ時の輸送が勘案となっていた東西線における輸送改善を目指して導入された東西線の第3世代車両であり、更新時期を迎えていた05系初期車の置き換えも兼ねての導入となった。本系列の最大の特徴はワイドドアの復活である。従来の車両に比べて扉が500mm拡大したワイドドア車は既に05系の一部で導入されていたが、再びそれを採用することで乗降のスムーズ化が図られている。05系のワイドドア車では乗務員室後部の扉のみ通常の1300mmの広さであったが、この15000系では先頭車の長さを拡大することで全てのドアをワイドドアとしている。車体自体は05系13次車同様日立製作所のA-Trainを採用しているが、デザインは再度変わっており、前面が黒を基調とした姿となった他、前照灯及び尾灯は10000系と同じ鍵穴状のものを横向きに配置している。また行き先表示に白色LED、種別表示にフルカラーLEDを導入することで視認性の向上を図っている。車内は片持ち式のロングシートで、カラースキームが05系と異なるものとなった他、扉鴨居部には東西線の車両として初めてドア開閉表示灯及びLCDが2基設置された。10000系や9000系増備車に設置されたLCDと異なりこちらは幅が17インチとなり、同仕様は以降の車両にも反映されている。尚、バリアフリー進展の観点から床高さは従来車よりも低くなっており、ホームとの段差軽減が実現している。下回りは基本的に10000系をベースとしており、東西線用に改良を加えたものとなっている。2012年までに10連13本が製造され、同数の05系を置き換えた(これにより05系から方向幕車が全廃している)。05系ワイドドア車とあわせ、ラッシュのピーク時に上り列車に集中的に投入することで、混雑緩和を図る計画となっている。また、2017年には5年ぶりに2編成が増備され、現在は10連15本の陣容となっている。

 2012,07,31 行 徳