700系
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 1998年登場。近江鉄道の創立100周年を記念し、通常運用以外に各種イベント用途でも使用できるように設計された多目的車両で「あかね号」の愛称を持つ。多目的車両という位置づけから、種車が800系や820系と同じ401系ながらもそれらよりも大きく改造されており、キハ58系列を改造したジョイフルトレインを髣髴とさせる前面や黒い枠で囲まれた大きな一段窓は他の車両には見られないものである。この改造により 外観上は屋根周りや側扉以外は殆ど原型を止めていない。車体塗装も在来車両と大きく変わり、蒲生野をイメージしたものになっている。車内も大幅に手が加えられており、座席は車端部にロングシートがある他は全て転換クロスシートとなった他、蛍光灯にはカバーが取り付けられた。つり革は前後の乗降扉付近にのみ設置され、それ以外は撤去されたことから、開放感のある車内となっている。更に車端部には車椅子スペースも装備しており、バリアフリーにも対応している。尚、転換クロスシートはJR185系のリニューアルに際し余剰となったものが流用されている。700系は終始2連1本のみの存在であり、通常は800・820系と共通の運用を組んでいた。凡そ20年に渡り近江鉄道の花形車両として活躍したが、2019年5月を以て惜しまれつつ運用を離脱した。700系引退後、同車の纏っていた塗装と「あかね号」の愛称は、同じく転換クロスシートを一部に備える900形が引き継ぐことになった。

 2008,08,05 八日市


■Variation
 引退後、彦根駅付近に留置されていた700系。700系は2015年にLED式の行き先表示器が上部に増設されており、代わりに前照灯の間にあった行き先表示器は使用が停止され、以降引退まで愛称表示器として用いられた。しばらくこのように留置されていた700系だが、2019年8月に解体のため搬出されている。

 2019,07,15 彦 根〜ひこね芹川
2019/09/01