200形
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 200形は、経年が進行している800形や820形の置き換えと、営業中に線路等の状態を確認できる機構の導入という目的により2024年以降投入された車両である。近年の近江鉄道の車両と同じく親会社にあたる西武鉄道の中古車両を譲受の上改造を施して導入しているが、こちらは4扉の2000系及び新2000系が種車となっており、近江鉄道では初めての片側4扉車両となった。2000系及び新2000系のうち、もともと増結用に2両編成を組んでいる編成が譲渡され、制御車の電装化は行われていないため、近江鉄道では珍しい1M1Tの組成となっている。走行装置も継承しており、近江鉄道では300形に次いで界磁チョッパ制御方式の車両となった。本形式は近江鉄道への譲渡時の改造で貫通扉部分にカメラを設置している点が特徴で、前述のとおり営業運転を行いながら線路状態等を撮影し(撮影した映像はGPS端末により位置情報が付与され、どの位置で撮影した映像であるかが記録される)、撮影した映像をAIで解析することで、歪みや部品脱落を始めとする異常の早期発見に寄与している。最初に導入された編成は西武鉄道時代の黄色い外装を引き続き継承したこともあり、黄色い検測車両であるJRの「ドクターイエロー」にあやかり「ドクターガチャコン」という愛称がつけられた。その他の改造内容は概ね300形に準拠しており、行き先表示器が白色LEDに換装された他、ワンマン運転への対応機器を追設している。車内は床材、化粧板を更新し乗降扉付近の床及び優先席や扉付近の仕切り・握り棒が黄色く着色された他、車椅子スペース付近の床はピクトグラムを大きく表記し目立たせている。扉鴨居部には液晶式の車内案内表示器が新設されている。なお、モケットは現時点では西武時代と同様オレンジ色のモケットとなっている。まず新2000系2連2本が譲渡され、先行してこのうちの1編成が2025年10月から営業運転を開始した。2025年には西武鉄道に最後まで残存していた2000系2連2本が追加譲渡され、改造及び塗装変更のうえ200形の続き番号に改番されたが、既に営業運転に就いている1編成以外は2026年時点で営業運転には投入されていない。

 2026,04,28 彦 根


■Variation
 彦根駅構内に揃う200形3編成。新2000系を種車とする編成は西武鉄道時代の黄色を継承しているが、2000系を種車とする編成は塗装変更がなされ、203Fはオレンジ色一色、204Fは820形が纏っていた所謂「赤電」塗装に塗り替えられた。これら3編成については2026年5月時点で営業運転には投入されていない。

 2026,04,28 彦 根
2026/05/01