6800系
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 1987年登場。増備の終了した6000系の後を受けて製造された車両で、6000系や6500系の増結用車両としての側面を持つ。このため、全編成とも1M1Tの2両編成となっている。車体は6500系や6000系10次車に準じた所謂「鉄仮面」スタイルであるが、制御方式は6000系の抵抗制御方式から回生制動付き界磁添加励磁制御方式に変更され、6500系同様6000系よりも省エネ化が図られている他、ほぼ同型である6000系10次車と比べると、乗務員室背後の小窓の有無などの違いがある。車内も6500系にあわせて座席が拡大されたセミクロスシートが採用されており、従来車に比べて設備が向上されている。1989年以降に製造された車両は6500系同様大幅にデザインが変更されており、後の3500系にも受け継がれている。なお、1991年に製造された編成からはそれまでのセミクロスシートではなくオールロングシートで製造されており、これは6500系の最終増備グループも追随している。1992年までに39本78両が製造され、本線での増結運用や支線での単独運用で、それぞれ主力車両として使用されている。なお、後期に製造された車両のうち12本は2010年から翌年にかけてワンマン化対応工事が施工されており、2011年のダイヤ改正よりワンマン運転が開始された尾西線(玉ノ井〜津島間)と豊川線で優先的に運用されている。

 2022,05,18 神宮前


■Variation
 1989年以降に製造された後期車は前面デザインの変更、側窓の下降連続窓への変更など大幅なマイナーチェンジがなされている。また1991年以降に製造された車両はオールロングシートとなった。因みに、後継の3500系は4両編成しかないためこの形状で2連を組んでいるのは6800系のみとなる。

 2008,08,12 神宮前

2022/05/22