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1993年登場。釣り掛け駆動の3730系を始めとする旧型車の置き換え等の目的に投入された通勤型車両である。車体は6500系や6800系の後期車に準じたものだが、こちらは排障器が取り付けられた他、電気指令式ブレーキを示すプレートや車番が前面に取り付けられており、外観上の差異となっている。この3500系は、名鉄では初のGTO-VVVFインバータ制御車両である。VVVFインバーター制御方式の他、電気指令式ブレーキやワンハンドルマスコンを新たに採用しており、ブレーキ読み替え装置を持たないことから3500系より前に製造された車両とは連結できない。高速性能に重きをおいた性能であり、加速度は2.0km/sと低いものの最高時速120km/hでの走行が可能となっている。車内は全車両ともオールロングシートとなり、特に後期に製造された車両では混雑を考慮し折りたたみ式の補助椅子が設けられている。先頭部には車椅子スペースが、車端部には車内案内表示器が通勤型車両として初めて取り付けられており、総じてサービス向上が図られている。3500系は1996年までに4連34本の136両が製造されており、主力車両として後継車に伍して活躍している。2017年からは制御装置換装を始めリニューアル工事が施工されており、施工車は制御方式がIGBT-VVVFインバーター制御方式に改められている。
2009,03,20 神宮前 |