4000系
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 2008年登場。栄町地下駅への乗り入れから30周年を迎えたのを契機に従来車両の置き換えを図る為に製造された、6750系以来22年ぶりとなる瀬戸線用新形式車両であり、瀬戸線の車両として初めてのステンレス製及びVVVFインバータ制御車両となった。車体は上飯田線直通用の300系より続く日車式ブロック工法を採用したビードレスステンレス車体であり、側面には5000系同様スカーレットのラインを配しているが、前面は角の多い独特なものとなった。また地下線を走行するために、前面には貫通扉も設けているが、正面左側にオフセットされており、左右非対称の外観となっている。カーブの多い瀬戸線の特性上ボルスタレス台車は採用されず、名鉄として初めてボルスタ付きモノリンク台車が採用された。車内はロングシートで、座席やスタンションポールの形状はJRE233系に準じたものとなっている。また、名鉄の通勤型車両として初めて車内案内表示器にLCDを採用した。LCDは各扉の鴨居部にあり、将来的には2つ設けられるようになっている。2008年度は4連1本のみが製造されたが、現在は更に増加しており既存の全形式の置き換えている。現在は4連18本の陣容となり、2014年までに既存の全形式を全て置き換えたことで瀬戸線は4000系の独擅場となった(2016年からは3300系も1本配置)。瀬戸線における新たな主力車両として、活躍が続いている。

 2009,03,20 森 下