9800形(千葉ニュータウン鉄道所有、北総鉄道管理)
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 小室〜千葉ニュータウン中央間の開業以来使用されてきた9000形9018Fを置き換える目的で2017年に登場した車両が9800形である。2013年の9000形9008Fの置き換えには新造車両として9200形が導入されたが、こちらは京成3700形3738Fをリースの上、千葉ニュータウン鉄道の車両として導入した。千葉ニュータウン鉄道所有の車両としては初めてのリース車両である。京成時代に座席の交換や床材の貼り換え等の更新はあらかじめ行われているため、リースに際しては帯色を9200形と同じ水色と黄色の2色とし、種別表示を北総仕様に改めるといった程度の変更にとどまっている。因みに3738Fは京成3700形の2次車にあたるが、もう1編成の2次車も既に北総鉄道にリースされており、結果的に2次車全てがリースされた形になった。また従来千葉ニュータウン鉄道の車両は全て日本車輌で製造されていたが、この編成のみ東急車輌で製造されており、その点においても異色といえる存在である。9800形は9000形と入れ替わるように、2017年3月に印旛車両基地に回送され、その後営業運転を開始した。他の北総車両と同じ運用に充当されるほか、翌4月には京成上野〜千葉ニュータウン中央間で臨時特急「ほくそう春祭り」号に充当されるなど、その存在感を示している。

 2017,06,03 大 町


2017/06/07