キハ2200形
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 1997年登場。水海道〜下館間のワンマン運転開始と同区間の車両体質改善を目的に製造された通勤型気動車である。既に水海道以南を中心に使用されていたキハ2100形の2次車がベースとなっており、LED式の行き先表示器を始め走行機器や台車等は同車と同一のものが採用されているがこちらは単行での使用を前提とした事から両運転台となっており、ワンマン運転に適応すべく、中扉を両開き・前後の扉を片開きとするJR四国の7000系等でも見られる構造が採用されている。同じ構造は以降に製造される単行車両にも反映されており、キハ2200形はその嚆矢と言える。車内はロングシートで、当初より運転箱や料金表、整理券発行器、自動放送装置、ドアチャイム等の運賃収受型ワンマン運転に対応した機器が備えられている。また当初より車椅子スペースも備えられ、ステップレス車体と相まってバリアフリーに寄与している。ただし後に登場するキハ2400形と異なり、扉鴨居部には車内案内表示器は取り付けられていない。1998年までに4両が製造され、水海道〜下館間のワンマン運転を中心に投入された。現在は単行で取手まで乗り入れる運用もある等その活躍範囲は広がっており、更に快速運用にも投入される等幅広い運用に就いている。

 2012,11,03 下 館


■Variation
 キハ5000形と同様の新塗装に塗り替えられたキハ2203号車。2011年より塗装変更が始まっており、現在は3両がこの塗装に塗り替えられている。

 2017,08,12 西取手
 クリーニング専科のラッピングが施されているキハ2202号車。同様のラッピング車両はひたちなか海浜鉄道や鹿島臨海鉄道にも存在するが、他社がフルラッピングであるのに対しこちらは側面のみのラッピングとなっており、前面にはヘッドマークがつけられている。

 2017,08,12 西取手