3000S形
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 2005年登場。ワンマン運転に際しホームドアに対応できない2000形の更新用に製造された車両で、3000形における4次車となる。本グループの特徴は、2000形の車体更新を目的に製造されたことにある。即ち全て新製された3000R形とは異なり、2000形の台車・ブレーキ装置等の機器類や連結器・転落防止用幌などを流用して車体や制御装置などを新製している点が最大の特徴となっている。車体・内装は同時期に製造が続いた3000R形とほぼ同一であるが、こちらは前面窓下に水色のフィルムが貼られており、外観上の差異となっている。制御方式も新製されているためIGBT-VVVFインバーター制御方式となっている。2000形は6連9本が在籍していたが、本数適正化の観点から1本は更新されずに廃車解体されたため、本グループは6連8本の陣容となっている。機器流用車ではあるが走行性能は3000R形とほぼ同一であり、全車とも共通の運用に従事している。尚、3000S形の「S」は、車両の設計理念である「Satisfaction」からとられている。2019年6月に本形式のうち1本が脱線事故を起こしそのまま廃車されたため、現時点では6連7本の配置となっている。

 2018,03,13 上永谷



■Variation
 行き先表示器がフルカラーLEDに改められた3000S形。3000R形と同様、3000V形で採用されたものをベースに、3000S形の寸法に合わせたものとなっており、これにより従来に比べ種別確認が容易となった。2020年までに全編成の換装が終わっている。また、この換装と前後して車内案内表示器も17インチ2基の液晶表示器に改められている。

 2022,11,12 上永谷
2023/03/22