2000形
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 1984年登場。上永谷〜舞岡および横浜〜新横浜間が同時に開業するのに際し、輸送力増強用に投入された1000形の後継車両である。車体は1000形と異なりオールステンレス製となり、また前面デザインも変更され、1000形よりも営団6000系等に似たものになっているがより軽快なデザインに仕上がっている。制御方式は電機子チョッパ制御、駆動方式はWN平行カルダン駆動となり、いずれも1000形では採用されていないものであった。また横浜市営地下鉄では初めて冷房装置を採用し、1000形に比べてサービスアップが図られている。ただし案内表示器の類は設けられず、1000形の更新や3000形の登場に際してはサービスに水をあけられる結果となってしまった。1986年までに6連9本54両が製造されたが、2000形は当時の国鉄が同時期製造を予定していた205系量産車の側窓を下降窓に変更する際に参考にされたと言われている。経年と呼べる年数には至っていなかったが、横浜市営地下鉄では2007年のワンマン運転に際してホームドアを設置する事となり、2000形はそれに対応していなかったことから1000形共々置き換えられて2006年までに運用を離脱した。尚、1本を除いて下回りは新たに製造された3000S形に流用されている。

 2004,03,19 上永谷★