E721系500番台
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E721系0番台・500番台・1000番台
 2006年登場。2007年3月の開業が予定されていた仙台空港アクセス線の開業を前に、同線用の車両として製造された車両である。既存の帯色となった0番台とは異なり、緑と青のラインにより空港輸送をアピールしている。車内は0番台と同じくセミクロスシートとなっており、また空港輸送に対応すべく車端部に荷物スペースが用意されている。また0番台同様下回りの機器の縮小化を行い、ステップレス化によりバリアフリーを実現させている。当初よりワンマン運転に対応しているが、0番台が運賃車内収受を想定しているのに対しこちらは所謂「都市型ワンマン運転」を想定し、車内には運賃表示器や整理券発行機の類は設けられず、変わりに運転台のモニタでホームの映像を受像できるシステムを搭載している。2007年までに2連4本が落成したが、最初の1本は量産先行車の位置付けも兼ねて0番台よりも早く落成している。2007年3月より営業運転を開始し、仙台空港鉄道のSAT721系と共に専ら仙台空港アクセス線にて使用されている。尚、東日本大震災に関する特別ダイヤでは、常磐線で営業運転を行ったこともある。長らく4本の陣容だったが、2020年に0番台1本が500番台に編入されており、現在は2連5本となっている。

 2018,08,25 長 町


2020/12/23