キハE130形100番台
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キハE130系0番台・100番台・500番台
 2012年登場。久留里線の従来車置き換えの為に新潟トランシスにて製造された一般型気動車である。既に水郡線に導入されていたキハE130形0番台と同様に両運転台構造となっており、基本的な性能などは同車に順じているが、こちらはカラーリングが変更されており従来車に合わせた水色と黄色、緑色を主体としたものとなっている。また、久留里線の路線特性に合わせて車内はオールロングシートとなりトイレは設けられていない。車内には車いすスペースも設けられて、従来車に比べて床の高さが低減されているため段差が縮小されてバリアフリーに寄与している他、従来車では大半が装備しつつも使用していなかった半自動ドア機構を通常使用することとなり、各ドアに押しボタンが取り付けられている。この他整理券発行機や運賃表示も可能な車内案内表示器が先頭部に備え付けられており、将来のワンマン運転にも対応した仕様となった。因みに水郡線に投入された0番台は一時期キハ110形と併存されたために同車と連結が可能だが、久留里線の100番台はその必要がないためキハ110形とは連結ができない。キハE130形100番台は2012年中に10両が製造され、同年12月1日に一斉に営業運転を開始して同時に在来車を全て一掃している。尚、従来車に比べて両数が3両減っているが基本的な運用は従来通り行われ、むしろ全車が両運転台車となったためにより柔軟な運用が可能となる。尚、2013年3月のダイヤ改正からは一部列車の単行化やワンマン運転の開始が行われることとなったため、同車の特徴を遺憾なく発揮した運用が行えるようになる。

 2012,11,30 木更津