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1994年登場。客車列車及び583系の改造車で乗降に難のあった715系を置き換える為に製造された番台であり、それまで701系の配置がなかった仙台と盛岡にそれぞれ配置された。基本的な車体は同時期に製造された100番台に準じているが、山岳路線である仙山線での運用も考慮されたことから、パンタグラフがそれまでの下枠交差型のものから菱形へと変更されている。また、仙台地区に投入された車両の中には輸送力構造の観点から4両固定編成を組む車両も存在し、唯一の中間電動車であるモハ701形が連結されている他付随車は蓄電池を搭載しているサハ700形となり、いずれも4両編成にしかない形式となっている。尚、2両編成を組む車両は当初よりワンマン運転に対応しているが、4両編成はそれに対応していない。1996年までに2連38本、4連4本が製造され前述の通り盛岡と仙台に配置され、これにより東北本線の交流電化区間全てで701系が活躍するようになった。その後仙台に所属する1編成が車両故障からの修理の際に1500番台へ編入された他、盛岡に所属する2連12本が2002年から2010年までにIGRいわて銀河鉄道・青い森鉄道に譲渡され、現在では2連26本・4連4本が1000番台として在籍している。
2007,03,25 福 島 |