キハ11形
トップページ鉄道写真図鑑ひたちなか海浜鉄道>キハ11形
関連リンク:JR東海キハ11形東海交通事業キハ11形
 2015年登場。それまで湊線で使用されてきたキハ2000形の置き換えを目的に、JR東海及び東海交通事業を廃車となったキハ11形の譲渡を受けたものである。キハ11形は1988年以降製造されていた全長18m級の軽快気動車で、後継となるキハ25形の増備によって300番台を除き2015年度内に全車廃車されていた。大半がミャンマー国鉄に譲渡されている中で、東海交通事業の200番台4両とJR東海の100番台1両がひたちなか海浜鉄道に譲渡されている。このうち、JR東海から移籍した車両のみ1989年製で、残りは全て1993年製である。譲渡に際しては塗装の変更がなされており、白地にオレンジ色の帯を1本巻いた姿になっている。その他、ワンマン運転用機器の換装及び液晶表示器の設置、保安装置の換装がなされているが、それ以外はほぼ従前と同じである。なお、譲渡は全て愛知機関区から那珂湊車庫まで陸送で行われている。キハ11形は2015年12月末に営業運転を開始し現在までに3両が運用に就いている。尚、キハ11形という形式は2004年までにも存在(元国鉄キハ11形)しており、その続番号から車号を振ったことにより、現在運用に就いている車両の番号はキハ11-5〜キハ11-7となっている。残る2両は現在のところ部品取りの扱いとなっているが、それでも3両という陣容は現在のひたちなか海浜鉄道の一形式では最も多い両数であり、ニューフェイスながら主力車両の一つとして活躍している。

 2016,06,04 高田の鉄橋〜那珂湊


■Variation
 キハ11-5以外の車両は全て東海交通事業から譲渡された200番台となっている。現在運用に就いている車両はいずれもJR東海に貸し出されていた車両のため、差異は殆どない。なお、キハ11-7は2016年4月からクリーニング店の全面広告ラッピングが施されているが、同様のラッピングは対岸を走る鹿島臨海鉄道の6000形にも施されている。

 2016,06,04 那珂湊
2016/07/17