3100形
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 2011年登場。2000形の一部取り換えを兼ねてアルナ車両で製造された最新型客車である。車体及び内装は2500形に準じており車内には転換クロスシートが備えられているが、新たに貫通扉が設けられ非常時にはそこから外へ出る事が可能になっている他、座席には転倒防止用に掴み手が取り付けられ転落防止用の柵も備えられる等事故防止用の装備が従来車両よりも充実している点が特徴。また、1両には車椅子スペースも設けられ、バリアフリーにも対応した車両となった。尚、1両あたりの自重は2500形に比べて0.1t重くなっている。塗装も白を基調に緑と赤のラインが配されたものとなり、従来車にはみられないものとなった。ボハフ3100形2両、ボハ3100形4両の6両で1編成を組み、2019年現在では5編成(6連4本、4連1本)の陣容となっている。このうち2019年の増備車については塗装が他の編成と異なりマルーンとクリームのツートンカラーとなり、金色のライン・レタリングが入れられた。車内も木目調の内装になり、照明がLED灯になるなどの変更点が生じている。引き続き2000形の取り換えを兼ねた増備が更に進む計画で、その暁には更にその陣容が増える予定である。尚、車両のクラスは2500形同様「リラックス車」となっている。

 2011,07,30 宇奈月