10080系
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 1988年に登場した通勤型車両。車体こそ同時期に登場した10030系と同じだが、東武鉄道では初めてGTO-VVVFインバーター制御方式を採用したことが最大の特徴である。試作的要素が強く4連1本のみの製造に留まったが、10080系を元に100系の電装品が開発されるなど、その後の東武車両のパイオニア的存在であったということは過言ではない。尚、制御装置は他の10000系列とは異なるが、10000系列のみならず30000系とも連結しての走行が可能である。東武の車両としては独特な走行音で異彩を放っていた同車だが、機器の不調から2005年より運用を離脱し、長期に渡って休車状態となった。後に50000系と同等の電装品に換装されて2007年より運用に復帰。現在は10030系のVVVFインバーター制御化が始まっているものの、10080系は10000系列の中では唯一新造時からののVVVFインバーター制御車両であることに変わりはなく、他の10000系統に混じって伊勢崎線・日光線で活躍している。尚、同車は2015年に修繕工事がなされており、10030系と同様の修繕が施されている。

 2007,12,01 栃 木