3000A形
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 1992年登場。翌年に控えた新横浜〜あざみ野間の延伸に先だって電車増発用に製造された車両であり、横浜市営地下鉄では2000形以来8年振りとなる新型車両である。2000形と同じく軽量ステンレス製の車体であるがデザインは大幅に変わっており、前面に貫通扉にも窓がつき、周囲を黒く処理する等一体化したデザインにまとまっている。また全体的に曲線的な姿となっており、従来車に比べて洗練された印象を受ける。また側扉の幅が従来車に比べて20mm拡大し1500mmとなっており以降に製造される車両にも反映されている。制御装置は初めてGTO-VVVFインバーター制御方式を採用。更に初めて車内情報管理装置が搭載され、車両管理の一元化が図られる等保守性の向上にもつとめている。車内はロングシートを基調とし、乗務員室後部のみボックスシートが採用されている。ボックスシートは1000形のもの(冷房改造時に設置)と比べて背もたれが拡大している他、新造車両としては初めて2段表示のLED式及びマップ式の車内案内表示器が採用され、更に室内蛍光灯にはカバーが取り付けられる等、従来車に比べてサービス・居住性の向上が図られている。尚、LED表示に関しては3000N形以降の車両に合わせ、後に半分が文字放送等を行うものに変更されている。このグループは6連8本が製造され、現在も主力車両の一翼として活躍している。尚、このグループは当初3000形と称されていたが、2005年のワンマン化改造工事に合わせ、3000A形と呼称されるようになった。元々は更新工事の上継続使用される見込みだったが、コストの問題もあり2022年度より4000形によって順次置き換えられることになった。

 2012,08,25 上永谷


2023/03/23