E233系0番台
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 2006年登場。製造から25年以上経ち老朽化が進行してきた201系を置き換える為に製造された、E231系に代わる標準通勤型車両である。前面のデザインはE531系に準じており、安全性向上の観点から通勤型車両としては初めて衝撃吸収構造を採用、また外板など車体構造をより強化しており万一の事態に対し万全を期するように工夫されている。このためE531系に比べて全体的に丸みを帯びたデザインとなっている。制御方式はE231系等と同じくIGBT-VVVFインバーター制御方式を採用しているが、走行機器系統を二重化することにより、片方の電気系統が故障した際にも平常通りの運転が行えるようになっている。また引き続き運転情報装置TIMSも搭載している。行き先表示器にはJR東日本の車両として初めてフルカラーLEDを採用し、側面表示器では停車駅や次駅案内も行えるようになるなど、従来車では成し得なかった案内表示を実現させている。車内に関しては基本的にE231系等に準ずるが、事前に行われたユーザーへのアンケートの結果を反映させたものとなっている。化粧板を白基調とすることで明るさを強調、更に客扉へも化粧板を貼り付け、これにより温かみのある内装を実現している。尚、扉には複層型ガラスが採用されており、従来車とは印象が異なる。座席は片持ち式ながら掛け心地を向上させた改良型バケットシートを採用。主な使用路線である中央線用に、モケットにはオレンジ基調のものが採用されている。更に通勤型電車としては初めて車内に空気清浄機を設けており、快適性の向上に一役買っている。また優先席付近が一目でわかるような配色の設定、LCD表示器、車椅子スペースなどユニバーサルデザインも多く取り込み、従来車の特徴を継承しつつ更にサービスを向上させていると言えよう。尚、八高線や富士急行線等比較的寒冷な線区でも走行する事から押しボタン式半自動扉及び3/4扉開閉装置も備えている。故障や事故に強く、乗客視点で車内の改良を行った点が評価され、2007年にはローレル賞を受賞した。0番台は2006年12月より営業運転を開始、以降急速に増備を重ねて2008年には青梅・五日市線用の201系を、2010年には中央線の201系も完全撤退に追いやっている。尚、0番台は貫通編成と分割編成が存在しているが、いずれも6M4Tとなり高密度運転に対応した形になっている。現在のところE233系では最も活動範囲が広く、河口湖や高麗川まで足を延ばす運用にも就くなどしている。2019年度以降、列車内へのトイレ新設や中央線向けの車両へのグリーン車組み込みなどがなされることになっている。

 2009,04,28 東 京


■Variation
 青梅・五日市線のみに使われる専用車は青編成と称されている。日中時間帯の五日市線や青梅以西は全てこの青編成によって運転されている。基本的には同線のみで使用されるが、諏訪湖花火に関連する臨時列車として長野県内を営業運転することもある。尚、このうち青661編成は踏切事故による損傷から5両が解体(代替新造の措置が取られ、廃車と言う扱いではない)され、E233系列で最初に解体されるという憂き目にあってしまった。

 2008,08,15 茅 野