6050形
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 2010年登場。桜通線が2011年3月に延伸するのに伴い、同線における輸送力増強を目的に製造された車両で、開業時から使用されている6000形以来の新車である。軽量ステンレス製の車体は6000形と同様であるが、こちらは東山線に投入されていたN1000形同様日本車輛のブロック工法を用いて製造されている。前面は「く」の字形状でN1000形に類似しているが、こちらは運転台が右側にある他ライトの意匠が異なっている。また車体は桜通線規格である20m4扉となっており、徳重延伸時に導入予定となっていたホームドアにも当初より採用している。制御方式はIGBT-VVVFインバーター制御方式となっており、純電気ブレーキにも対応している。車内は片持ち式のロングシートとなっており、全車両の車端部に車いすスペースを設ける等従来車以上にバリアフリーに配慮したものとなっている。6000形に比べて6050形はまず2009年度に5連1本・翌2010年度に5連3本が投入され、総勢20両の陣容となっている。尚、当初は6連での投入が計画されたものの、結局は従来通りの5両編成での導入となった。最初に投入された1本は車内案内表示器が2段表示のLED式となっているが、それ以外は名古屋市営地下鉄では初めて「ハッチービジョン」と称される液晶の表示器が採用され、同様の表示器は後に製造される他線の車両にも波及することとなった。前述のように4本のみと6000形と比べると少数派ではあるものの、主力車両の一つとして使用されている。

 2012,12,22 今 池