5050形
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 1992年登場。非冷房の所謂「黄電」の各形式を置き換えるために製造された、5000形の後継車両である。基本的には1989年に導入された名城線用の2000形に準じた軽量ステンレス製の車両であるが、東山線の車両ということもありこちらは黄色と白の帯を巻いており、前面は2000形ほど傾斜がなく、歴代の東山線車両と同じく上部を中心に丸みを帯びたデザインとなっているのが特徴である。走行機器類は2000形に準じており、東山線の車両では初めてGTO-VVVFインバータ制御方式が採用されている。車内は2000形同様オフホワイトの化粧板でまとめられており、東山線の車両として初めて荷物棚が座席上部全体に設けられた。尚、床の中心部及びモケットは2000形と異なりオレンジ色となっている。2000年までに6連27本が製造され、今や東山線では最も両数の多い車両となり、東山線の主力車両として活躍している。尚、増備の途中でマップ式車内案内表示器やドアチャイムの新設等マイナーチェンジがなされている。同車が出揃ったことにより、「黄電」で最後まで残った300形は2000年4月に営業運転を終了している。東山線では2015年度よりATOの導入に伴う自動運転・ワンマン運転が行われることが予定されてていたため、それに合わせた対応工事が2015年までに順次施行され、5000形全廃後の2015年9月よりATOによる自動運転が開始されている。また、2017年より制御装置の換装が始まっており、施工車両はIGBT-VVVFインバーター制御方式に改められている。

 2008,03,17 上 社


■Variation
 東山線ではこのような全面広告車両が多く存在しており、それぞれが目立つ存在となっている。写真は東海テレビの全面広告車両で、1両ごとに色が違う。

 2007,03,17 上 社