9000形
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 2007年に1両が登場。2001年に惜しくも廃車された6000形6152号車に替わる新しいイベント対応車両である。「懐かしく、新しい」のコンセプトのもとレトロ調に設計されており、クリームと赤茶色のツートンカラーに塗られた車体やダブルルーフを模した上部、丸窓、そして真鍮製の手すりなどは昔の路面電車を髣髴とさせる。ただし性能は最新のものであり、東洋電機製のIGBT素子使用VVVFインバーター制御装置を採用している他、都電の車両として初めて足踏み式デッドマン装置を搭載している。また、室内中に車椅子スペースが2箇所あるほかホームとの段差を低減する工夫も凝らされており、バリアフリー対策も先代の8500形に比べて充実している。また、イベント対応車両という特性から車内にはLEDの案内表示器の他に液晶画面も用意されている。同車は2007年5月27日に営業運転を始め、2009年には更に1両が増備された。当初は主に土休日に使用されていたが、現在では臨時運用をのぞけば完全に混用されている。

 2007,05,28 町屋駅前


■Variation
 2009年1月より営業運転を始めた9002号車。9001号車と比べて内装が若干変更されている他、塗装がクリームとブルーへと変更されている。

 2009,06,14 荒川車庫前