2008年3月の日暮里・舎人ライナー開業を控え、同線用に2006年以降に製造された車両であり、全車両が新潟トランシスにて製造された。同じ都区内を走るゆりかもめに導入されている車両と同様に側方案内式の新交通システムとなり、またステンレス製の車体が採用されているが、こちらは5両で1編成を組んでおり、車両デザインも直線的なものとなっている点が特徴となっている。車体には緑及びピンクのラインが配されているが、これは舎人公園に代表される沿線の緑と町の活性化をイメージしたものとしている。車両性能はゆりかもめの7200系に準じており、制御方式はIGBT-VVVFインバーターを用いたCI制御で、通常時は無人での自動運転を行う。車内は当初ロングシート主体で車端部にクロスシートを備えたものだったが、重量の都合上後にクロスシート主体に変更されている。更に輸送力増強用に新たに増備された編成からは、片側がロングシート、更に片側がクロスシートという座席配置となり、既存の編成も順次同様の内装に改められた。前述の通り通常は無人運転を行うため、ゆりかもめ同様乗務員室スペースは通常客室として開放している。開業時には5連12本が用意されたが、ダイヤ改正の度に増発がなされており(節電ダイヤ時は除く)、輸送力向上を目的に新たに4本が後に増備されており、総勢16本の陣容となった。2015年には新型車両として330形が投入されたものの、本数としては同形式の方が圧倒的に多く、近年まで全車とも主力車両として使用されていた。2022年からは経年により330形の増備車により置き換えられることになり、既に廃車が始まっている。 2008,04,09 西日暮里 |
■Variation |
2018年現在の300形。後継車にあわせ、前照灯のLED化が行われている他、遮光ガラスの範囲が拡大している。 2018,01,03 熊野前 |