2007年登場。2008年6月の副都心線乗り入れを見据え、同線への乗り入れ対応車両として製造された通勤型車両である。車体は50000系第2編成以降や50050系と同様であり、性能もそれに準じているが、同車は直通先における種別表示の観点もあり、東武の車両として初めてフルカラーLEDを搭載した他、ATO運転に対応した機器を搭載して副都心線乗り入れに対応した。また、将来の東急東横線乗り入れに対応し、同線用の無線も搭載している。車内はロングシートであるが、一般座席モケットはそれまでの薄紫色から青系のものに変更された。この仕様は後に50050系のモケット更新や10000系列の更新の際にも反映されることとなった。尚、優先席のモケット色は従来と同様である。2011年に製造された車両からは扉鴨居部の車内案内表示器が従来のLEDのものから、9050系以来となる液晶表示器へと変更されている。こちらは現在採用が続く三菱電機製の17インチのもので、東武線内では4カ国語での案内を行っている。2012年現在は10連7本、70両の陣容であり、9000系・9050系と共に直通運用を中心に使用されている。2013年3月からは東急東横線・みなとみらい線への直通運転が開始され、その際には活躍範囲が更に拡大する。 2013,03,07 朝霞台 |
■Variation |
スカイツリータウンのラッピングが施されている51072F。東上線の車両である50070系はスカイツリータウンとの直接の関係はないものの、東上線や直通先の沿線へのPRに一役買っている。尚、現在は東急東横線内における東武車の運用は相対的に少ない。 2013,04,14 多摩川 |