7000系
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7000系:7000系・新7000系
 1975年登場。新6000系に次いで新造された車両である。従来、相鉄では2100系・5100系と機器流用車に関してアルミ製車体を採用していたが、本形式からは新造車両に関してもアルミ製車体が採用されるようになり、鋼製の新6000系と比べて重量が大幅に軽減している。車体デザインは5100系のそれに類似しているが、ライト位置やベンチレーター形状が異なる等の差異がある。また、車体構造自体にも改良が加えられ、既存車両に比べて更なる軽量化を実現している。駆動方式は直角カルダン駆動方式が引き続いて採用されており、ブレーキは電磁直通ブレーキで発電ブレーキは搭載していない。車内はロングシートで、新造時よりパワーウィンドウ・冷房装置を備えている。7000系は1985年までに80両が製造され、以降はモデルチェンジが施された新7000系へと製造が移行している。現在では主に各駅停車に使用されるが、後継車の台頭で廃車が進んでおり、2019年の時点で稼働しているのは8連1本のみにとどまっていたが、これも2019年10月に運用を離脱し、新横浜線開業を待たずに全廃となった。余剰となった車両のうち4両は事業用車両に改造され、モヤ700形に改番されている。尚、相鉄では新横浜線の開業、JR線との直通を控え、ATSをJR同様のATS-Pへと換装する工事が行われたが、7000系には貫通扉のある位置に装置が取り付けられたため、ATS換装がなされた車両は実質非貫通となっていた。

 2012,01,01 西 谷


■Variation
 一時期は7000番台を先頭にしたこのような6M2Tの編成も見られた。8両編成にパンタグラフが6つ並ぶ様は壮観と言っても過言ではないが、この電動車比率の高い編成は11000系の台頭により編成を崩されており現在は存在しない。

 2007,03,20 天王町
2020/02/28